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炭酸泉を活用してきた偉人たち

炭酸泉を愛した世界の偉人達

炭酸泉の生理学的効能が発見されたのは19世紀後半になってからですが、炭酸泉はそれ以前から世界中で人々に親しまれ、活用されてきました。歴史に名を連ねる偉人たちも例外ではなく、炭酸泉を様々な方法で生活に取り入れていました。

美に強いこだわりを持っていたことで知られるクレオパトラは、美容と健康のために真珠を水に溶かして飲んでいたと言われていますが、この水こそ炭酸泉であったのではないかと考えられています。
また、米国史上唯一の重度身体障害を持つ大統領としても有名な米国第32代大統領フランクリン・D・ルーズベルトは、世界的な炭酸泉浴保養地「バートナウハイム」を訪れ、からだを休めていたといいます。

炭酸泉を愛した日本の偉人達

日本では、日本最古の正史といわれる『日本書紀』や『風土紀』に、炭酸泉と推定される記述が残っています。江戸時代後期には、蘭学者の宇田川榕庵(ようあん)が温泉学を導入した「舎密(せいみ)開宗」で炭酸泉について触れていますし、明治19年に編纂された『日本鉱泉誌』には、歴史上の人物が炭酸泉を愛用していたと思われる記録も残っています。

「ラムネの湯」として有名な大分の長湯温泉は千有余年の長い歴史を持ち、藩政時代には藩主のための「御前湯」が設けられたことでも知られています。しかし、この地を愛したのは藩主だけではありません。『蒲団』などの大作を残し温泉に関する本も多数残している田山花袋や、歌集『みだれ髪』で知られる与謝野晶子らも長湯温泉を愛したと言われており、炭酸泉に入った気分を歌に詠み残しています。

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